方外院境内に戦没者を祀った忠魂堂があります。100年以上の歴史があり、大正10(1921)年に改修された記録が残っています。これまで、古関地区遺族会によって大切に管理され、毎年3月には慰霊祭も行われていました。しかし、建物の老朽化と、遺族会会員の減少により、遺族会で度重なる協議を重ねた結果、お堂を解体することが決まりました。
令和4年10月30日(日)午前10時より、関係者約50名が集まる中、忠魂堂解体祈祷式典が執り行われました。身延町町長、町議会議長ご臨席のもと、方外院住職による解体読経や、遺族会会長による慰霊の挨拶などがありました。
その後、同年11月には伊藤建材(株)により解体が進められました。作業はあっという間で、1週間も経たないうちに忠魂堂は解体されました。今後は、遺族会により、忠魂堂記念看板が設置される予定です。また、堂内のご本尊様と位牌は、新たに作成した戦没者過去帳とともに方外院本堂内にてご供養させていただきます。